山田とNIMSの吉澤さんとで企画していた、「表面と真空」誌の「Momentum Microscopeが拓く表面、分子科学」がついにでました!
いまをときめくモメンタムマイクロスコープのおそらく日本語では初の解説集ということで、お得感があります!
↓のように、なんとも強力な執筆陣とハードコアな記事です!
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「Seeing is Believing:運動量顕微鏡で量子事象を可視化する」
上野 信雄
「光電子運動量顕微鏡の発展と分子科学への展開」
解良 聡
「光電子運動量顕微鏡:UVSORでの拠点構築と展開」
松井 文彦
「スピン分解二次元波数同時分解光電子顕微分光の原理と応用例ならびに課題と展望」
菅 滋正
「偏光励起スピン角度分解光電子分光で解明するスピン軌道結合電子状態」
矢治 光一郎
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吉澤さんの編集後記が秀逸なので引用しておきます。
「私はプローブ顕微鏡ユーザーですので通常は実空間の住人なのですが、申し訳ないことに運動量空間に浮気したくなるような特集号が生まれてしまいました。」
逆空間も、ここまで見えてくるとなかなかステキなスペースのようですね!
そういえばどっぷりこちら世界の住人だったドイツのボスは、"k空間(ドイツ語でカーラウム)はいつか帰ってくる!"といつも(うわごとのように)いっていたのですが、その予言がついに当たってきたかもしれません。。
GoToフーリエ変換で、どちらの世界にも自在に行き来できるのが新しい生活様式でしょうか。