2015年度第18回定例報告会

本日はB4の発表でした。
けっこう良い研究らしくなってきているのが良いことです。


庄司「H2分子線のTOF計測系開発の現状」
前田「sumanene/Au(111)の計測」


最近のblogでは放射光の実験ばかりなので、まるで光電子分光の研究室のようになっていますが、じつは放射光は素人で、ほとんどの研究はラボで、プローブ顕微鏡や分子線、電界放射顕微鏡をつかって行っています。ラボでも最近着々と新しい結果が出ていそうなので、フォローしておきます。 (山田)


○FEM-FIM: 分子軌道のリアルタイムイメージングがついにできたかも(世界初?)
○G-STM: 表面超伝導体にアルカリドープできたかも(転移温度は?)
○超音速分子線:水素吸蔵材料表面での、水素と表面のうごきをとらえている。(今まで知られていない大事な両域に踏み込めている気がする)
○D-STM: お椀分子sumaneneのぐにゃぐにゃするうごき(おそらくなんかしら今後有機エレにおいて重要になるコンセプトなようなおぼろげな予感)。
○ある共同研究:ある触媒粒子のシンタリング挙動があと少しで解明。