猪狩君論文アクセプト!

 猪狩君(現:日立ハイテク)の原子層デバイスの論文がPhys. Rev. Appliedにアクセプトされました!

 本人の希望で、「この性能が出ました」だけでなく、しっかりした基礎計測に基づいて物理を議論できたという、"あえて少し地味な仕上がりにして、結果むしろかっこよいところを狙う"という論文になりました。Phys. Rev. Appliedもそんな研究にぴったりな雑誌だったのではないでしょうか。

 まあ論文書く以上"世界初"、とかは書かなくても当たり前なわけで、むしろ何かしら他人にも役に立ちそうな、もしくは単純に面白いなあという独自アイデアをどれだけちりばめられるか、というのが意味があることな気がします。

 HHTでもぜひそのセンスでやっていってもらいたいところです!

 

Origin of monochromatic electron emission from planar-type graphene/hexagonal boron nitride/n-type silicon electron emission devices
Tomoya Igari1,2, Masayoshi Nagao2, Kazutaka Mitsuishi3, Masahiro Sasaki1, *Yoichi Yamada1 and *Katsuhisa Murakami2
Physical Review Applied (in press) [IF=4.194]