2015年度第16回定例報告会

國原「Pd(110)表面上での水素の吸着」
矢野「CuO表面の清浄化」


分子線では水素分子線をつかって、水素級蔵材料表面での水素の動きについて考察が出来始めています。脱離は見えるけれど、吸臓過程はこれまでの方法ではなかなか見えてきませんでした。このあたりに「手が届く」ようになると,非常に楽しくなってきます。


矢野君のテーマは核スピン編極を利用したスピン流発生という超チャレンジングなモノですが、そのような最新スピントロニクスにおいてもやはり界面が鍵で、ここでのスピンの散乱が大問題になっているようです。この辺りにどう「手を届かせる」かを、ちょうど関場さんと話し合っていたところでした。また境さんはずっと前からこれに注目して基礎研究をやられていますのでその感覚を勉強したいです。