第18回 有機デバイス・物性院生研究会@広島大学

広島大学で行われた、有機バイス・物性院生研究会に行ってきました。

今回の出張メンバーは、M2の小野、B4の荒井君と村上君です。B4ふたりにとっては、はじめての長距離出張&はじめての対外発表です。僕は初発表がオンラインだったので、ちょっとうらやましい。

 

有機バイス・物性院生研究会は2006年に始まった伝統ある研究会であり、有機エレクトロニクスに関わる大学院生が主体として開催されています。僕は赤池さん(産総研)にくっついて千葉大におじゃましたとき、千葉大の学生に存在を教えていただきました。よそに顔を出してみるのってだいじですね。

 

筑波大では有機エレクトロニクス系のグループが少ないので、研究に関するディープな話題は研究室内に限られてしまいます。しかしこの院生研究会では数十人の学生がみんな有機エレクトロニクスの話をしています。さらに、少数ながら周辺分野の研究をしている学生も参加しており、研究会に厚みを加えていました。

B4のふたりも何とかポスターを完成させて発表できてよかったです。有機分子STM計測もフィールドエミッションもやや珍しがられていましたが、そのぶん視野が広がったのではないかと思います。

 

このような、異なる大学の学生同士で刺激を与えあう経験は非常に貴重に感じます。こんごも研究会で得た知識や繋がりを大切にして研究していきたいです。

 

M2小野

 

 

発表題目:

小野裕太郎「水素化がもたらす窒素含有ペンタセン薄膜構造の秩序乱れ」

村上 凱洋「PhC2-BQQDI の薄膜における表面計測」

荒井 元哉「電界電子放出源としてのタングステンカーバイド利用」

 

 

広島大学への道しるべを発見。B4ふたりは笑顔ですが、あと30分歩きます。