1日体験教室

週末に魚津高校と富山東高校の皆さんが1日体験教室に来られました。
体験教室の内容は、走査トンネル顕微鏡(STM)によるHOPGの観察です。
STMという原子スケールを"見る"ことの出来る顕微鏡を使用してHOPG(=炭素原子が層状に積み重なったもの)の原子を見てみました。


高校生のみなさんにとっては、初めて"ナノの世界"に触れた日だったのではないでしょうか。

私達は日頃からスマートフォンなど様々なデバイスを使っています。このようなデバイスの多くは「ナノテク」などと呼ばれるようにナノの世界で起きている現象を利用しています。
しかし、"ナノの世界"は原子が10個単位で並んでいるようなとても小さな領域で、実際に目で見ることは出来ません。
身近に溢れているのに見ることは出来ない、そんな小さな世界を高校生の皆さんにSTMを使って"見て"もらいました。


初めて触れる"ナノの世界"は高校生の皆さんにはどのように映ったのでしょうか。
今回の体験を通して興味を持っていただければ幸いです。


生津